11月15日、村上世彰氏が率いる村上ファンドが、9月末時点で発行済み株式総数の7・45%を取得していたTBS株の大部分を、10月末までに売却していたことが、15日に同ファンドが関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになりました。
以下、産経新聞の記事です。
TBS株の大半売り抜け 村上氏、100億円超の利益
村上世彰(むらかみ・よしあき)氏が率いる投資ファンド「村上ファンド」が、保有するTBS株式を大量売却し、保有割合が9月末の7.45%から10月末時点では0.52%に低下したことが15日、関東財務局に提出された大量保有報告書で明らかになった。TBSの株価が急上昇した10月中に一気に売り抜け、数カ月で100億円超の巨額売却益を得たとみられる。
TBSと楽天の攻防で「キャスチングボートを握る」との見方もあった村上ファンドの「戦線離脱」で、不安材料が減ったTBSは今後、より強気の姿勢で楽天との交渉に臨むことになる。
また、村上氏はダイナシティの株も売却していました。
そして、今度は松坂屋の株に目をつけたようです。以下、日経新聞の記事からの抜粋です。
村上ファンドの株保有巡り株価明暗・松坂屋株とTBS株
15日の東京株式市場では、村上世彰氏が率いる投資ファンドの株保有を巡り株価に明暗が分かれた。松坂屋株は取引開始直後から急騰。値幅制限の上限(ストップ高)となる前日比100円高の1011円で買い気配となり、大引けで比例配分された。村上ファンドが8月末時点で3%強を保有する第4位の大株主になったとの報道を受けて、先高期待から個人投資家の買いが殺到した。
村上ファンドのTBSの売り抜けのタイミングには感心させられますね。
阪神電鉄やドリームテクノロジーズの株はどうするつもりなのでしょうか。今後も目が離せません。