乖離(カイ離)とは (株式用語解説)

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乖離 [読み:かいり]

祐作:先輩、乖離(カイリ)とはなんですか?

兜:ふむ、乖離とは一般的には何かと何かが離れた状態のことだな。「理想と現実の乖離」って言葉があるだろ。理想と現実には隔たりがあるって意味だよな。
ただ、株式投資の世界では、乖離は株価と移動平均線が離れた状態を指すことが多いな。

祐作:株価と移動平均線?

兜:本来、株価と移動平均線との距離は接近したり遠のいたりしながら推移するけど、時折、極端にかけ離れた動きを見せることがある。これを乖離と呼んでいるんだ。

祐作:なんで、「株価と移動平均線が離れた状態=乖離」に注目するんですか?

兜:株価を動かすはっきりした材料がないにもかかわらず、株価が移動平均線から大きく乖離した場合、株価が急ピッチで移動平均線に再接近することがあるんだ。したがって、乖離の幅や状況によって売買のタイミングを計ることができるってわけさ。

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