12月4日、SBIホールディングスが来年早々に日本株を対象にした私設取引市場(PTS)を開設すると発表しました。
以下、SBIホールディングスのウェブサイトからの抜粋です。
海外証券取引所で実際に使用されている取引システムをベースとした
中立的な私設取引システムの運営に向けた取組みについて2006年12月4日
SBIホールディングス株式会社SBIホールディングス株式会社(本社:港区六本木、代表者:北尾 吉孝、以下「当社」)は、株式市場における投資家の利便性向上のため、海外証券取引所で実際に使用されている取引システムをベースとした中立的な私設取引システム運営証券会社の来年早々創設に向けての取組みを行ってきております。
今般、当社は、100%出資によるSBIジャパンネクスト証券準備株式会社を新たに設立し、当該新会社は、欧州取引所連合であるユーロネクストなど世界中多くの取引所にて実際に使用されている最先端の取引所システムを導入すべく、Atos Euronext Market Solutions社(本社:フランス、以下「AEMS社」)とシステムの使用と保守並びにサポートに係る契約を締結いたしました。
AEMS社は、欧州取引所連合ユーロネクストと世界最大級のITサービス会社Atos Origin社が50%ずつ出資する合弁会社であり、ユーロネクストをはじめ全世界20以上の取引所に取引所システムを提供しております。ユーロネクストについては、ニューヨーク証券取引所を運営するNYSEグループと来年3月までに経営統合する予定になっており、統合後のシステム・ソリューションをこのAEMS社が担うことも予定されています。この世界的に評価されているAEMS社の取引所システムを使用するということは、信頼性のある私設取引システムの運営を行っていく上での重要な要素の1つと認識しております。
新会社につきましては、当社100%出資にて設立しましたが、私設取引システム運営業務を行っていく上での中立性を高めるべく、当該取引に参加していただける証券会社に対して新会社への資本参加をも呼びかけていき、取引に参加する証券会社が共同で運営する私設取引システム運営証券会社を目指していきます。
1. 新会社について
新会社では、既に証券業登録及び私設取引システム運営業務に係る認可の取得に向けて準備を開始しており、業務の効率性と投資家に対する公平性を追求すべく、システム的に接続が可能な証券会社に対して広く私設取引システム運営業務を提供していく予定です。営業開始は来年早々を目指しており、当初からネット証券のみならず他の証券会社も含めてシステム接続(FIXプロトコル)を行い、夕方から深夜にかけての夜間取引を行う予定です。取引に係るマーケットデータは、大手情報ベンダーを経由して広く投資家に配信してまいります。
なお、新会社の行う私設取引システム運営業務の具体的内容は、現在詳細検討中であります。新会社は、AEMS社と2006年11月30日付で「Managed Services Agreement」を締結し、この契約のもと、私設取引システム運営業務のためのコア・システムの使用に係るライセンスの提供を受け、当該システムを日本株取引に使用するための仕様の変更や、システムの導入と導入後の保守、及び当該システムを利用するための研修が行われることになります。
新会社で導入するシステムは、ユーロネクストをはじめ、シカゴ・マーカンタイル取引所、トロント証券取引所など世界中多くの取引所で実際に稼動しているものと同じであり、拡張性やフレキシビリティに優れ、十分なパフォーマンスとキャパシティを維持できるものであります。私設取引システムに、多くの海外証券取引所で実際に稼動実績のある取引所システムを導入するというのは、日本ではもとより、世界でも初めてのケースであり、日本株の取引に係る投資家の利便性を高めるべく、信頼性の高い私設取引システムを新会社にて運営してまいります。2. 新会社概要 商号 : SBIジャパンネクスト証券準備株式会社
(証券業登録後、SBIジャパンネクスト証券株式会社に社名変更する予定)
業務内容 : 私設取引システム運営業務を行う証券業
本社 : 東京都港区六本木1-6-1
設立登記日 : 2006年11月8日
資本金 : 資本金3億円、資本準備金2億円
出資比率 : SBIホールディングス株式会社 100%
役員構成 : 代表取締役社長 福士 光徳
取 締 役 北尾 吉孝
取 締 役 松岡 一臣
監 査 役 佐藤 康彦
以上
以前、当サイトでSBIイートレード・楽天証券連合の株式夜間取引に、オリックス証券とGMO証券が合流という記事を書きました。イートレード、楽天証券、SBI証券、オリックス証券、GMO証券の5社はSBIホールディンスの私設取引システムで夜間取引を行うことになるはずです。
ただ、SBIホールディンスの発表文を読むに、SBIの北尾CEOは私設取引システムを夜間取引だけに留めておくつもりはないようですね。夜間取引で十分な出来高を確保できれば、取引時間を拡大しそうです。
なお、今日は私設取引システムへの期待感からSBIホールディングスの株価が前日比+1,950 (+4.82%)の終値42,400円と上昇しました。
