ベスト電器の株価がストップ高、ヤマダ電機が株の買い増しと報道

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

9月25日、家電量販店大手のベスト電器 【東証1部:8175】の株価が前日比+100 (+13.91%)の終値819円と急騰しました。ストップ高です。

9月21日に、日経新聞が下記の記事を報道したからです。

ヤマダ電機、ベスト電器株20%メドに買い増しへ

 家電量販店最大手、ヤマダ電機の山田昇社長は21日、日本経済新聞記者と会い、業界7位で6%超の株式を持つベスト電器との提携を目指す考えを明らかにした。当面は経営への発言権を強めるため、持ち分法適用会社となる保有比率20%をメドにベスト株を買い増す意向を示した。ベストは20日に5位のビックカメラとの資本・業務提携を発表した。ヤマダはベストの大株主の立場からビックカメラとの提携に異を唱え、自社陣営への参加を求める。

9月20日にビックカメラとベスト電器が資本業務提携を発表していたこともあり、今日は「ヤマダ電機とビックカメラでベスト電器の株の争奪戦になる」という思惑が持ち上がり株価急騰となりました。

なお、本日の家電量販店関連銘柄の値動きは下記のようになっています。

▼家電量販店の売上高上位10社

会社名 直近決算の売上高 9月25日の終値 9月25日の値動き 備考
ヤマダ電機 【東証1部:9831】 1兆4437億円 10,250円 +170 (+1.69%) 家電量販最大手。売り場面積3000平方メートル超の大型店展開で急成長。
エディオン 【東証1部:2730】 7403億円 1,203円 +35 (+3.00%) 家電量販店のデオデオ、エイデン、ミドリ電化、石丸電気を傘下とする持株会社。
ヨドバシカメラ【非上場】 6462億円 未上場 未上場 大都市の中心部の駅前に出店するケースが多いことから、その出店戦略は「レールサイド戦略」と呼ばれている。
コジマ 【東証1部:7513】 5013億円 637円 -30 (-4.50%) 低価格路線で家電量販大手へ成長。直営主義。
ビックカメラ 【JASDAQ:3048】 4805億円 60,000円 -1,500 (-2.44%) 首都圏地盤の大手家電量販店。駅前立地の巨大な集客力をテコに成長。エディオンと資本提携
ケーズホールディングス 【東証1部:8282】 4311億円 2,360円 -155 (-6.16%) 北関東地盤の家電量販大手。ギガスやデンコードーなどを傘下に収め、全国区へ勢力拡大続ける
ベスト電器 【東証1部:8175】 3690億円 819円 +100 (+13.91%) 九州地盤、FCを主体に北海道から沖縄にまで全国展開
上新電機 【東証1部:8173】 3157億円 790円 +12 (+1.54%) 関西地盤の家電量販大手、PCや玩具、ソフトの専門店も展開、営業等でも地元色を全面訴求
ノジマ 【JASDAQ:7419】 1279億円 381円 -14 (-3.54%) 神奈川地盤の家電量販中堅。パソコン主体からAV家電等を強化中、大型店積極展開
ラオックス 【東証2部:8202】 806億円 92円 +1 (+1.10%) 秋葉原発祥の老舗家電量販、首都圏と東北で展開。投資ファンド傘下で経営再建中。継続起業の前提に疑義の注記あり。
会社名 直近決算の売上高 9月25日の終値 9月25日の値動き 備考

※ビックカメラは2006年8月期。ベスト電器は2007年2月期。他の8社は2007年3月期。

なお、家電大手同士の資本関係について、さらに詳しく知りたい方は下記リンク先の記事をクリックしてみて下さい。

ヤマダVS.反ヤマダで合従連衡 “戦国時代”家電量販店

「ベスト電器争奪戦が勃発?」──家電量販店の再編が止まらない。業界ではヤマダ電機の “覇権主義”に対する警戒感が高まっており、今後の再編は「ヤマダVS.反ヤマダ」を軸に展開する可能性が高い。ヨドバシの動向も・・・

記事下

▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

※上記の証券会社3社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする