楽天証券、セット注文をリリース【買いと売り同時に発注】

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楽天証券が2016年4月30日に、国内株式の買い注文と同時に、同じ銘柄の売り注文ができる「セット注文」サービスを開始します。

セット注文を使うと、国内株式の買い注文時に、同じ銘柄の売り注文も発注しておくことができ、買い注文が約定されると自動的に売り注文が市場に執行され売却することができます。

また、2016年4月30日から、楽天証券では注文の執行条件に「大引不成」が追加されます。大引不成は、取引時間中に指値で約定しなかった場合に大引け成行注文に変更される注文方法です。

以下、楽天証券のウェブサイトからの抜粋です。

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買いと売り同時に発注できる「セット注文」をリリースいたします

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2016年4月30日(予定)から、買い注文と同時に、同じ銘柄の売り注文が発注できる「セット注文」※をリリースいたします。

また同時に、注文の執行条件に「大引不成」が選択できるようになります。

アクティブな取引のお客様も、投資にあまり時間をかけることができないお客様も、セット注文と大引不成を活用することで、さらに国内株式の注文が便利になります。

※ 信用取引の場合、新規建注文と同時に同じ銘柄の返済注文の発注が可能です。

▼新機能のポイント

セット注文の特徴1

買い注文と同時に、同じ銘柄の売り注文が発注できる「セット注文」※をリリースいたします。


信用取引の場合、新規建注文と同時に同じ銘柄の返済注文の発注が可能です。

セット注文の特徴2 発注した株数が一部約定した場合、すぐにセット注文(売り)が市場に執行されます。
セット注文の特徴3 信用取引の場合、新規建注文の約定価格に一定の価格をプラス(またはマイナス)した価格を指定できる「値幅指定」が選択できます。
大引不成とは

発注時間に関係なく、取引時間中に指値で約定しなかった場合、大引けで成行注文になる「大引不成」が執行条件に追加になります。


マーケットの状況によって、想定以上に高く買ったり、安く売れてしまう可能性があります。ザラバ引け等の場合、約定しない場合もあります。

▼セット注文とは

買い注文と同時に、同じ銘柄の売り注文が発注できる注文方法です。


信用取引の場合、新規建注文と同時に同じ銘柄の返済注文の発注が可能です。

■例えば、1,100円買い注文と1,200円のセット注文の売り注文を発注した場合

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▼値幅指定とは

値幅指定とは、セット注文の価格指定方法の1つで、新規建注文の約定価格に一定の価格をプラス(またはマイナス)した価格を指定する方法です。信用取引のみ活用することができます。値幅指定を利用すると、1注文の利益を固定して狙うことができます。

■例えば、新規買建:指値1,100円 セット注文(返済):値幅指定100円で発注した場合

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▼セット注文の活用方法

投資にあまり時間をかけることができない
お客様の活用方法!

普段は忙しくてあまり投資に時間をかけることができないお客様も「セット注文」と「期間指定」を活用すれば月に1回の注文入力で利益確定まで狙え、国内株式の発注が便利になります。

■STEP1

気になる銘柄の買いたい値段と売りたい値段を決めます。

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■STEP2

以下条件で注文を入力します。

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▼セット注文の活用方法 その2

デイトレード中心のお客様の活用方法!

その日のうちに利益を確定させたいデイトレード中心のお客様は、「セット注文」と「大引不成」、さらに「いちにち信用」を活用すると、時間も投資効率もアップします!

■「セット注文」+「大引不成」+「いちにち信用」活用例

寄付前に、以下の内容でセット注文を入力

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■取引時間中の動き

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取引時間中は、指値注文として執行され、その間に約定が成立しなかった場合、自動的に大引けの成行き注文として執行発注される注文です。

マーケットの状況によって、想定以上に高く買ったり、安く売れてしまう可能性があります。ザラバ引け等の場合、約定しない場合もあります。指値と市場価格が同値の場合、約定しない場合がございます。

▼ポイント!「大引不成」を活用すれば建玉持越しリスクが軽減!

  • いちにち信用は約定代金300万円以上なら金利も貸株料もゼロ!
  • 約定代金300万円未満でも、制度信用の買方金利が2.85%(年率)のところ、いちにち信用は2.8%(年率)で取引できるのでコストが制度信用取引と比較して安い!
  • 大引不成を執行条件に加えれば、場中は指値で約定できなくても、大引けで返済できるので※、建玉を持ち越した場合にかかる手数料を払うコストが軽減できます!

※ザラバ引けなどマーケットの動向により大引けで約定できない場合もあります。

■値幅指定の活用方法

値幅指定とは、セット注文の価格指定方法の1つで、新規建注文の約定価格に一定の価格をプラス(またはマイナス)した価格を指定する方法です。信用取引のみ活用することができます。値幅指定を利用すると、1注文の利益を固定して狙うことができます。

 【例えば】

新規買建:指値1,100円 セット注文(返済):値幅指定100円で発注した場合、新規建注文が1,100円で約定すると、自動で+100円の計算を行い、セット注文(返済)の発注価格を1,200円にして市場に執行します。

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▼セット注文利用方法

マーケットスピード・iSPEEDは、4月30日以降バージョンアップが必要になります。

~~以上、楽天証券のウェブサイトからの抜粋~~

▼楽天証券のいちにち信用とは

「いちにち信用」を使って取引を行えば、1約定あたりの売買代金が300万円以上の場合、金利や貸株料が0%で取引できます。金利や貸株料に関する優遇措置がありますが、その代わり「いちにち信用」を使って建てた建玉は当日中に返済しないといけません。

当日中に返済できなかった場合、楽天証券により建玉が強制決済されます。強制決済された場合の手数料は(オペレータ取次ぎ手数料+10,000円+消費税)と高額なので注意が必要です。

いちにち信用取引のユーザーが、大引不成注文を使えば、その日に建てた建玉を、取引時間の最後に反対売買できる可能性が高くなります。つまり、いちにち信用取引における強制決済のリスクを減らすことが可能です。

 (上記の記事は2016年4月13日に配信しました)

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※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

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