サクラダ、破産手続き開始で上場廃止

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2012年11月27日、橋梁(きょうりょう)建設会社のサクラダ【東証1部:5917】が、
東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けました。

負債は2012年10月31日時点で約26億9000万円です。

これを受け、東京証券取引所は、サクラダ株を2012年12月12日付で上場廃止にすると発表しました。

以下、企業信用調査で有名な帝国データバンクのウェブサイトからの抜粋です。

2012/11/27(火) 橋梁工事
東証1部上場
株式会社サクラダ
破産手続き開始決定受ける
負債26億9000万円

TDB企業コード:985223002
「千葉」 (株)サクラダ(資本金19億274万2199円、千葉市中央区中央2-3-16、代表曽田弘道氏ほか1名)は、11月27日に東京地裁へ自己破産を申請、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 ~~中略~~

 今年1月27日には、第三者割当方式の新株予約権募集と役員人事を発表。2月24日の臨時株主総会で承認された新株予約権は資金調達額10億円、時価から大幅にディスカウントされたいわゆる有利発行であった。

さらに2002年の資本・業務提携以来、当社の信用を補完してきた東証2部上場の川岸工業(株)との提携関係も解消したことから、関係者の注目を集める状況となっていた。

2013年3月期の中間決算発表後は信用も一段と低下、資金繰りも悪化し11月末の決済のメドが立たないため、今回の措置となった。

さて、私は上場企業が倒産すると、必ず会社四季報を見ることにしています。「会社四季報で倒産した企業のページを見ること」を何回も繰り返していくうちに、どういった財務内容の企業が危ないのか感覚的に判ってくるからです。

四季報でサクラダの「2013年3月期の第1四半期決算」を見るに、サクラダは総資産が38.8億円あります。自己資本(株主持分)は17.2億円あり、株主持分比率は44.5%とまずまず良い数字となっています。株主持分比率だけを見て、破産を予想するのは難しい状態です。

有利子負債は8.6億円と、総資産に対して、それほど大きな数字とはいえません。

しかし、利益剰余金は-3.4億円とマイナスになっています。利益剰余金がマイナスになっているのは、倒産や破産をする会社にありがちです。

また、四季報に載っている2012年3月期の本決算でのキャッシュフローの数字は、下記のようになっています。

サクラダのキャッシュフロー
-9.43億円
-2.52億円
+4.51億円

株主持分比率は悪くないのですが、キャッシュフローや資金繰りの状態が悪く、サクラダには継続企業の前提に関する重要な疑義が付いていました。

やはり、「継続企業の前提に関する重要な疑義」が付いている銘柄は、買わない方が無難でしょう。

なお、2012年度の上場企業の倒産は、下記のようになっています。 

▼2012年度 倒産上場企業の一覧

会社名 証券取引所と証券コード 倒産の形態 倒産時の負債 倒産の日付
(2012年)
上場廃止日
(2012年)
エルピーダメモリ 東証1部:6665 会社更生 2011年3月末で約4480億3300万円 2月27日 3月28日
山水電気 東証1部:6793 民事再生 2011年12月31日時点で約2億4765万円 4月2日 5月3日
NISグループ 東証2部:8571 民事再生 2011年12月31日時点で約508億2300万円 5月9日 6月10日
クレスト・インベストメンツ ジャスダック:2318 民事再生 2012年4月30日時点で31億9000万円 7月31日 9月1日
シコー 東証マザーズ:6667 民事再生 2012年7月末時点で約85億945万1823円 8月10日 9月11日
サクラダ 東証1部:5917 自己破産 2012年10月31日時点で約26億9000万円 11月27日 12月12日

今年に入っての上場企業の倒産は、サクラダが6社目です。

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