ロングショート戦略とは 【株式用語解説】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ロングショート戦略 [読み:ろんぐしょーとせんりゃく]

祐作:先輩、ロングショート戦略とはなんですか?

兜:ふむ、ロングショート戦略とは、証券の買いと売りを同時に行なって、市場変動による影響を軽減しつつ収益をあげることを狙う投資戦略のことだな。証券を買うことをロング、空売りすることをショートと言うことから、ロングショート戦略と呼ばれているんだ。

祐作:なんだか難しそうな手法ですね。

兜:ヘッジファンドが利用する投資手法だからねえ。

祐作:そうなんですか。ところで、ロングショート戦略では何を基準に買いと売りをいれるんですか?

兜:普通、割安と判断した株式を買い、同時に割高と判断した株式を空売りするな。

祐作:私の感覚では、割安と判断した株を買うだけでいいような気がするんですが、同時に空売りをすることの狙いはなんなんでしょう?

兜:最初にも言ったけど、「市場変動による影響を軽減する」のが狙いだ。株価は企業の業績や成長期待によって決まると部分もあるけど、市場全体の動向や業界の動向の影響を受ける。従って、日経平均やTOPIXが下げていくような局面ではほとんどの銘柄が同じように下がってしまう。例えば、松下電器が業界の中では勝ち組だとしても、日経平均が下がれば、やはり周りに連動して下げてしまう。

祐作:そうですね。

兜:ロングショートでは、そういった外部要因による株価の変動を軽減させるとい
うメリットがある。ある銘柄を買って、ある銘柄を空売りするから、基本的には全体が上がる、下がるは問題ではなくなるわけだ。
要は、買った銘柄が空売りした銘柄より値上がりすれば利益になるし、買った銘柄が値下がりしても空売りした銘柄がより値下がりすればやはり利益になる。同じ業界(業種)の中で、同じような動きをする銘柄同士でロングショートを組めば、日経平均の行方に関わらず利益を得るチャンスがあるわけだな。

祐作:なるほど、下げ相場の中では買いだけ勝つのは難しいけれど、ロングショートなら勝てる可能性が出てくるというわけですね。

兜:そういうことだな。まあ、逆に言えば、上げ相場のときにはロングショートじゃなくて、買いだけで臨んだ方が勝つ可能性が高くなるけどね。

祐作:さっき、ロングショート戦略の例として「割安と判断した株式を買い、同時に割高と判断した株式を空売り」というの教えてもらいましたが、他にロングショートの組み合わせはありますか?

兜:他には下記のような組み合わせがあるよ。

  • 同業種・業績面から比較した「優位銘柄買い・劣位銘柄売り」
  • 相場観を織り込んだ「小型株買い・大型株売り」、または「小型株売り・大型株買い」
  • 業種間のローテーションを見込んだ「薬品買い・ハイテク売り」、または「薬品売り、ハイテク買い」
  • テクニカル分析を重視した「25日移動平均線上方乖離売り・下方乖離買い」など。
  • 祐作:いろいろありますね。

    兜:まあ、「同一市場、同一業種内で相対的に株価の高いものを売り・低いものを買う」が一番わかりやすいと思うけどね。東証一部の銘柄と新興市場の銘柄は値動きのスピードが全然違うし、業界が違うとPERの比較とかも難しくなってくるからねえ。
    ロングショートを組むなら、東証1部の大型株で同一業種にしておくのが無難だと思うよ。

    記事下

    ▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

    私は以下の証券会社やFX会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

     

    ※上記の証券会社6社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

    ※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

    シェアする

    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    フォローする