株価指数先物取引 [読み:かぶかしすうさきものとりひき]
祐作:先輩、株価指数先物取引ってなんですか?
兜:ふむ、株価指数先物取引とは、先物取引の一種だな。『将来のあらかじめ定められた日(満期日)に、現時点で取り決めた価格で株価指数を売買する取引』の契約を取引することだ。
祐作:う〜ん、もう少し詳しく説明してもらえますか。
兜:そうか。では、具体例を出そう。日本で一番メジャーな株価指数先物取引は「日経225先物取引」だからこれを例に取ろう。
祐作:はい。お願いします。
兜:日経225先物取引の場合、日経平均が満期日までに高くなると思ったら買い、安くなると思ったら売り、満期日まで保有、あるいは満期日までに反対売買することによって利益を得ることを狙うんだ。もちろん、思惑と反対に日経平均が動けば利益ではなく損失を蒙ることになる。
例えば、満期までに16000円まで上昇すると考えて日経平均の先物を「15000円で買った (=買建) 」場合、満期日までに思惑通り16000円まで上昇し、そこで転売すれば日経平均の上昇分儲かったということになる。逆に日経平均が14000円まで下落し、そこで転売、あるいは満期となってしまった場合には損失となる。
祐作:なるほど。
兜:株価指数先物取引はこういった具合に、株券が実在せず、指数を売買するので株券の受け渡しがない。だから、損益のお金を受け渡す差金決済となる。つまり、決められた期日までの売り契約(売り建て)なら買戻しを、また買い契約(買い建て)なら売却して、その差額を受け取るか、払うことになる。その指数先物の決済期日は3月、6月、9月、12月の第2金曜日の前日ということになっている。
祐作:話しを聞いていると、売建って言葉が出てきましたが、先物取引は株の信用取引みたいに"売り"から入ることもできるんですね。
兜:そうだよ。先物取引とは、言葉をかえていえば 「どんな価格になっても、あらかじめ決めた価格で決済をするという約束」の取引ともいえる。ということは、例えば日経225を15000円で売る約束をして、満期日に日経225の市場価格が14000円になったら、1000円分儲かるわけだ。市場価格14000円のものを、約束していたおかげで15000円で売ることができるからね。
祐作:でも、逆に16000円に上がったら?
兜:市場価格16000円で売れるはずのものが、約束していたおかげで15000円でしか売れないから1000円分の損失だな。
祐作:なるほど、当たり前かもしれませんが、先物取引にもリスクはありますね。
兜:まあ、当然だな。個人投資家は損失のリスクがある。だから、個人投資家が株価指数先物取引を行うには、取引の前に証券会社へ証拠金(保証金のようなもの)を預けないといけない。
祐作:はあ、そうなんですか。
兜:証拠金は、先物の売買金額より少ないお金でいい。少ない資金で大きな取引が行えるというわけだ。これを、レバレッジ(てこの原理)効果という。
祐作:それは、魅力ですね。
兜:魅力でもあるけれど、売買金額を極端に増やすと、超ハイリスクハイリターン取引になってしまうから、気を付けて取引を行ってくれ。
▼まとめ
・株価指数先物取引は、日経平均株価指数(日経225)などを売買する取引である。
・株価指数先物取引は、株価指数がこの先高くなるとおもったら買い、安くなると思ったら売ればよい。
・株価指数先物取引には株券の受け渡しがないので、損益のお金を受け渡す差金決済になる。
・株価指数先物取引には決済期限があり、決済期日は3月、6月、9月、12月の第2金曜日の前日となっている。
・株価指数先物取引を行うには、証券会社に証拠金を預けなければならない。
・株価指数先物取引は、少ない資金で大きな取引を行うことができる(レバレッジを効かすことができる)。
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