委託証拠金とは (株式用語解説 信用取引用語)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
  • 委託証拠金 [読み:いたくしょうこきん]
  • [英語名Consignment guarantee money, Margin requirement]

祐作:先輩、委託証拠金ってなんですか?

兜:ふむ、委託証拠金とは信用取引をする際に証券会社へ差し入れる担保のことだな。

祐作:担保ですか。

兜:うん、そもそも信用取引というのは「現金や株券を証券会社に担保にいれると証券会社がお金や株券を貸してくれるので、現金以上の売買ができますよ」っていう仕組みだ。

証券会社もなにも持っていない客にお金を貸してくれるほど甘くないからね。証券会社は、顧客の現金や株券を「委託証拠金」というカテゴリーにまとめて監理するわけだ。

祐作:なるほど。 現金以外に担保として使えるものはありますか?

兜:現金の代わりに委託証拠金として使うことが出来るものを代用有価証券というんだけど、信用取引の担保として使える有価証券は株券以外には「国債、投資信託ETFREIT」などがあるな。

代用有価証券は証券会社ごとに70%とか80%とか掛け目が決められている。100万円の株券でも掛け目が80%なら委託証拠金としては80万円の価値しかないから、そのあたり証券会社のウェブサイトでよく確認しておくように。

祐作:そうなんですか。

兜:そこは気を付けておかないと駄目だよ。

信用取引は、証券会社がそれぞれ最低保証金率を定めているけど、それを割り込んだら追加でお金を納めないといけなくなる。いわゆる追証(おいしょう)というやつだ。

現金から株券へシフトすると担保の価値が下がって、追証のリスクが高くなるんだから注意しないとね。
また、最低保証金率は、証券会社によってまちまちだけど20%か30%のところが多い。25%を割ることがないように、自分の口座で委託保証金維持率を毎日でも確認した方がいいよ。

ちなみに、「委託証拠金」は「委託保証金」と呼ばれることもあるから覚えておくといいさ。

▼関連記事

信用取引とは【株式用語解説】

制度信用取引とは【株式用語解説】

一般信用取引(無期限信用取引)とは【株式用語解説】

信用取引 手数料比較表

一日定額制 「信用取引 手数料比較表」

信用取引口座開設の際に収入印紙代が無料な証券会社

逆日歩のかからない空売りをする方法

信用取引の金利比較表 (制度信用取引版)

信用取引の金利の安さランキング (一般信用取引編)

記事下

▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

※上記の証券会社3社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする