2010年1月4日から、東証の新売買システム「アローヘッド」が稼働を開始しました。アローヘッドですが、今のところ大きなシステム障害が発生せず、無難なスタートとなっています。
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上記リンク先の記事でもお伝えしましたが、アローヘッドでは2009年までの旧システムに比べ、株価・気配情報等の情報配信時間が高速化されています。さらに、個人投資家に通常配信される板情報(気配値)は上下5本から8本に増えました。
そして、1月4日から、このアローヘッドに対応した楽天証券のマーケットスピードver9.0が使えるようになっています。
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ver9.0ではマーケットスピードの通常の利用料金とは別に月額5250円を払うことで、8本を超える全ての板情報を見ることが可能になります。この全ての板情報のことを「フル板」と呼びます。
では、早速ですが、「通常の板情報」と「フル板情報」の違いを画像で見てみましょう。以下の画像は、私が1月4日に、楽天証券のマーケットスピードを稼働させ、パソコンの画面を取り込んだものです↓
▼2010年1月4日 9時26分時点におけるマーケットスピードの通常の板情報
↓クリックで拡大可能
▼2010年1月4日 9時16分時点におけるマーケットスピードのフル板情報
↓クリックで拡大
▼アローヘッドを見ての感想 箇条書き
1月4日にアローヘッドの値動きを見て、私が感じたことを箇条書きします↓
▼【9984】ソフトバンクの値動きを見ての感想
- 【9984】ソフトバンクは、取引開始直後(AM9:00)に取引開始直後にはすぐ寄った(売買が成立した)。
- ソフトバンク株は取引スピードが、思ったより早くない。私の反射神経でもスキャルピング※ができるかもしれない。
- ソフトバンク株は取引スピードが変わったことよりも、呼値が変わったことの方が重要かも。気配値が1円刻みになったので、フル板でないと上の方の気配値や下の方の気配値が見えない。
※スキャルピング・・・デイトレードの中でも僅かな利幅を狙って、短時間で売買を繰り返す手法のこと。明確な定義はありませんが、1、2ティックで利益確定をするようなトレードスタイルのこと。
▼【9205】日本航空の値動きを見ての感想
- 【9205】日本航空は1月4日の午前中に、東証一部で一番値動きが激しかった銘柄である。東証一部で売買代金と売買高が両方とも一位だった。午前中の売買代金=15,213,528,000円、売買高=169,658,000株。
- 午前9時20分に最初の売買が成立したのですが、そこから9時40分頃までの売買のスピードは本当にすごかった。「市況情報フル板」を見ていると、株価情報配信による画面の点滅が激しすぎて目が痛くなるほどです。そのスピードはドラゴンボールZで例えると、スーパーサイヤ人同士の戦いを見ているような速さです。
- 1月4日の午前中の日本航空株のような売買スピードだと、私の反射神経と決断力ではスキャルピングは無理。
▼マーケットスピードの「通常板情報」と「フル板情報」のスピードの違い
- 同じマーケットスピードでも「通常の市況情報(板情報)」と「市況情報フル板」の値動きのスピードが違う。通常の「市況情報」は日本航空株でも大証と同じくらいのスピードで板情報が表示される。通常の「市況情報」は9時20分から40分の間に、日本航空株の値動きを見ていても目が痛くならなかった。
- おそらく、通常の板しか見ていない人は「アローヘッドのスピードってこんなもの?」と拍子抜けしているのではないか。
- しかし、実際はフル板のスピードで売買が成立しているわけです。この情報格差はデイトレーダーにとって重要かもしれない。
▼備考
- 東証マザーズで1月4日の午前中の売買代金が1位だったサイバーエージェントはなかなか値動きが早かった。日本航空株ほどではないものの、ソフトバンク株よりはかなり速いスピードで画面がちかちか点滅しており、売買が活況なことを示していた。1月4日の午前中のような売買スピードだと、私の反射神経ではスキャ(スキャルピングを行うこと)は厳しい。
- ちなみに、サイバーエージェント株の午前中の売買代金は5,714,099,000円、売買高は34,664株。
ただ、1月4日の前場は、多くの証券会社が自己売買を見送っていたらしいので、今後、証券会社が本格的に売買を再開すると状況はまた変わってきそうです。機関投資家が本格的にシステムトレードを再開すれば、ソフトバンク株などの売買高も増えるかもしれません。
なお、マーケットスピードでフル板の動作が重い人は、パソコン本体を「CPU=Core 2 Duo以上」「メモリ2GB以上」「PCI Express x16規格のグラフィックボード搭載」の三つの用件を満たしたものに変えれば大丈夫だと思います。それで駄目なら、ネット回線の速度が遅いか、ソフトウェアやOSの問題が発生していると考える必要が出てくるでしょう。
▼私のデスクトップパソコンの構成
OS:windows7 professional 64bit
マザーボード:GIGABYTE GA-G33M-DS2R G33チップセット
CPU:インテル Core2Duo E8400 3.0GHz
メモリー:DDR2 8ギガバイト (2GB×4枚)
メインドライブ:SSDSA2MH080G1(80GBのSSD)
データドライブ1:HDS722020ALA330(2TBのHDD)
データドライブ2:HDS722020ALA330(2TBのHDD)
光学ドライブ:BR-H816FBS-BK(Blu-ray)
グラフィックボード:H467QS512P
メインディスプレイ:至って普通の三菱17インチのスクエアタイプ液晶(RDT1714VM)
サブディスプレイ:21.5インチワイドの液晶(PTFBGF-22W)
ちなみに、マーケットスピードver9.0は windows7 pro 64bit で動いていますが、挙動が不審になるときがあるので、「64bitのwindows+マーケットスピード」の組み合わせはおすすめしません。楽天証券も「マーケットスピードは、Windows x64Edition(64ビット版)には対応しておりません」と公式発表しています。
▼私のネット環境
niftyの「イー・アクセス 12Mコース」を利用。実測は約6Mbps。無線LANは使用しておらず、モデムからパソコンまでは有線LAN接続。
▼参考画像
↓9時14分時点での日本航空株のフル板 (売買成立前) クリックで拡大可能
↑「買い気配」も「売り気配」も全て表示されているので、すごい情報量です。
↓9時20分時点での日本航空株のフル板 寄り付き直後(売買成立直後) クリックで拡大可能
↓9時29分時点での私のパソコンのCPU使用率 クリックで拡大可能
↑画面右側のタコメーターみたいな画像がCPU使用率を表しています。マーケットスピードver9で、リアルタイムのフル板情報を見ている状態のCPU使用率の画像をキャプチャしました。
CPUのコアが二つあるのですが、片方のコアの使用率が16%、もう片方が19%となっています。私のパソコンではフル板を見ていても動作は軽快です。
↓9時36分時点での日本航空株のティックチャート クリックで拡大可能
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