ロプロ(旧名:日栄)、会社更生法申請(倒産)で上場廃止

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

11月2日、商工ローン事業者のロプロ【東証・大証1部:8577】が、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日、同地裁より保全命令、強制執行等に係る包括的禁止命令、監督命令、調査命令を受けました。いわゆる倒産です。

負債は約218億円です。

ロプロは25歳以上の人にとっては、ロプロと呼ぶより旧名の「日英(にちえい)」と呼んだ方がピンと来るでしょう。

さて、東京証券取引所と大阪証券取引所はロプロ株を12月3日付で上場廃止にすると発表しました。

以下、企業信用調査で有名な帝国データバンクのウェブサイトからの抜粋です。

事業者金融
東証・大証1部上場
株式会社ロプロ
会社更生法の適用を申請
負債218億8100万円

TDB企業コード:500102990

「大阪」 (株)ロプロ(資本金351億9596万297円、大阪市淀川区宮原1-6-1、代表家田孝氏、従業員122名)は、11月2日に東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日、同地裁より保全命令、強制執行等に係る包括的禁止命令、監督命令、調査命令を受けた。

   ~~~中略~~~

2006年12月に成立した「貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律」により、貸金業に対する一層の規制強化が図られ、金融機関の与信が著しく低下。2008年3月期の年収入高は約146億4100万円にとどまり、約275億1600万円の経常損失、約290億9500万円の当期純損失計上を余儀なくされ、2007年3月期決算以降は、継続企業の前提を注記、2008年3月期にはシンジケートローンの財務制限条項に抵触していた。

その後、いわゆるサブプライム・ローン問題の余波等により、顧客である中小零細企業者に対する貸付金の貸倒れの増加により財務内容が一段と悪化し、資金調達手段がより制限されるという悪循環に陥っていた。

このため店舗の統廃合や希望退職者の募集による人員削減等のリストラ策を推し進め、創業者一族の退陣により経営体制を刷新し、再建に努めてきたが、利息収入等の収益減少、新規資金調達難が続くなか、過払金返還による資金流出は高止まりで推移していたため資金収支は悪化の一途を辿っていた。

こうしたなか、今年3月10日、利息制限法の上限を超える金利の返還を求められた訴訟で和解したにもかかわらず期限までに和解金を支払わなかったとして、大阪地裁が大阪支店で強制執行を実行し、現金ほかを差し押さえる事態となっていたほか、2009年3月期の年収入高は約45億5300万円にダウン。自主再建を断念、今回の措置となった。

さて、私は上場企業が倒産すると、必ず会社四季報を見ることにしています。「会社四季報で倒産した企業のページを見ること」を何回も繰り返していくうちに、どういった財務内容の企業が危ないのか感覚的に判ってくるからです。

四季報でロプロの2009年3月期の本決算を見るに、ロプロは総資産290億円に対して、自己資本(株主持分)が22億円しかありません。

有利子負債は51億円で普通ですが、利益剰余金は-298億円と大きくマイナスになっています。この時点ですでに買ってはいけない銘柄です。

営業キャッシュフローは2009年3月期の本決算で5億円のプラスとなっています。しかも、営業キャッシュフローは前年の2008年3月期が78億円とかなりのプラスです。

しかし、グレーゾーン金利の廃止に伴う過払金返還のせいで、財務キャッシュフローが2008年度が-206億円、2009年度が-160億円と大幅にマイナスとなっています。さらに、純利益は5期連続の赤字になっていました。

財務が悪いので当然といえば当然ですが、継続企業の前提に関する重要な疑義が付いています。

ロプロは2009年3月期の本決算が出た時点ですでに、「買ってはいけない銘柄」になっていたといえるでしょう。

なお、今年倒産した上場企業は、下記の20社です。

▼2009年度 倒産上場企業の一覧

会社名 証券取引所と証券コード 倒産の形態 倒産時の負債 倒産の日付 (2009年) 上場廃止日 (2009年)
東新住建 ジャスダック:1754 民事再生 430億円 1月9日 2月10日
クリード 東証1部:8888 会社更生 650億円 1月9日 2月10日
エス・イー・エス ジャスダック:6290 民事再生 142億円 1月16日 2月17日
サイバーファーム ヘラクレス:2377 破産 79億円 1月30日 2月17日
中道機械 (なかみちきかい) 札証:8094 民事再生 76億円 2月5日 3月6日
日本綜合地所 東証1部:8878 会社更生 1975億円 2月5日 3月6日
ニチモ 東証1部:8839 民事再生 757億円 2月13日 3月14日
小杉産業 東証2部:8146 破産 97億円 2月16日 3月3日
あおみ建設 東証1部:1889 会社更生 396億円 2月19日 3月20日
SFCG 東証1部:8597 民事再生打ち切り→破産 3380億円 2月23日 3月24日
トミヤアパレル 大証2部:8067 会社更生 156億円 2月26日 3月27日
パシフィックホールディングス 東証1部:8902 会社更生 1636億円 3月10日 4月11日
エスグラントコーポレーション 名証セントレックス:8943 民事再生 191億円 3月12日 4月13日
アゼル 東証1部:1872 破産 442億円 3月30日 4月14日
中央コーポレーション 東証2部:3207 民事再生 340億円 4月24日 5月25日
ライフステージ ※ ヘラクレス:8991 民事再生 113億円 4月30日 6月1日
ジョイント・コーポレーション ※ 東証1部:8874 会社更生 1476億円 5月29日 6月30日
アプレシオ 名証セントレックス:2460 民事再生 22億円 6月5日 7月6日
シルバーオックス 東証1部:8024 破産 57億円 9月1日 9月16日
ロプロ 大証1部:8577 会社更生 218億円
(増加する可能性あり)
11月2日 12月3日
会社名 証券取引所と証券コード 倒産の形態 倒産時の負債 倒産の日付 (2009年) 上場廃止日 (2009年)

※をつけた会社は不動産関連企業or建設関連企業です。

▼関連記事

記事下

▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社やFX会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • ライブスター証券・・・株取引の手数料が非常に安い証券会社です。業界最安値水準です。2017年12月31日まで、口座開設から二ヶ月間(40営業日)、全ての手数料が無料となるキャンペーンを実施しています。
     また、2017年12月31日まで、口座開設で現金2000円プレゼントキャンペーンも実施しています。

  • DMM FX・・・有名なDMMのグループ会社で、FX取引サービスを提供しています。現在、Amazonギフト券4000円分がもらえるキャンペーンを実施中。詳細はこちら

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピードの情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。
     2017年10月31日まで口座開設とFX取引で、楽天ポイントが最大で1万円分もらえるキャンペーンを実施しています。詳細はこちら

  • SBI証券・・・オンライン証券業界で国内株式の個人売買代金シェアナンバー1の会社です。個人投資家の累計口座開設数も業界首位です。

  • SMBC日興証券・・・信用取引の手数料が常に無料です。

 

※上記の証券会社6社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする