ライフステージ、民事再生法申請(倒産)で上場廃止

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4月30日、不動産販売代理・不動産売買のライフステージ 【大証ヘラクレス:8991】が、大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表しました。

いわゆる倒産です。負債は約113億円です。

これを受け、大阪証券取引所はライフステージ株を6月1日付で上場廃止にすると発表しました。

以下、帝国データバンクのウェブサイトからの抜粋です。

不動産販売代理・不動産売買
大証ヘラクレス上場
株式会社ライフステージなど2社
民事再生法の適用を申請
負債121億6500万円

TDB企業コード:581406406

「大阪・群馬」 (株)ライフステージ(資本金5億1546万1376円、大阪府大阪市淀川区西中島5-5-15、代表大塚満氏、従業員165名)と関連会社で不動産賃貸の(株)スーパードーム群馬(資本金4030万円、群馬県高崎市福島町794-12、代表大江棟春氏、従業員4名)の2社は、4月30日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

~~~中略~~~

 しかし、サブプライムローン問題の発生などにより不動産市場が急速に減速。大型物件需要の停滞に加え、一般消費者の住宅購買意欲も後退、有利子負債が100億円超に達し金融機関の融資姿勢も厳しくなっていった。

このため、大型物件の開発や購入を見合わせる一方、神戸市の大型開発に経営資源を集中させることで立て直しを図ったが、資金調達が困難となったことから昨年7月実質的に工事がストップ。

単独での工事継続を断念し、以降大手との共同事業に切り替えを目指してきたが、今年の4月以降の金融機関に対するリスケ要請の合意のメドが立たず、5月15日には上場廃止が決定的になったことから、先行き見通し難に陥り、今回の措置を選択した。

さて、私は上場企業が倒産すると、必ず会社四季報を見ることにしています。「会社四季報で倒産した企業のページを見ること」を何回も繰り返していくうちに、どういった財務内容の企業が危ないのか感覚的に判ってくるからです。

四季報でライフステージの2009年6月期の中間決算を見るに、ライフステージは総資産127億円に対して、自己資本(株主持分)がマイナス3.8億円で債務超過になっています。もうこの時点で買ってはいけない銘柄ですね。

有利子負債は116億円と巨大です。利益剰余金はマイナス13億円となっています。

また、営業キャッシュフローは2008年6月期の本決算で25億円のマイナスとなっています。しかも、営業キャッシュフローは前年の2007年6月期も67億円の赤字になっていました。

財務が悪いので当然といえば当然ですが、継続企業の前提に関する重要な疑義が付いています。

ライフステージは2009年6月期の中間決算が出た時点ですでに、典型的な「買ってはいけない銘柄」になっていたといえるでしょう。

なお、今年倒産した上場企業は、下記の16社です。

▼2009年度 倒産上場企業の一覧

会社名 証券取引所と証券コード 倒産の形態 倒産時の負債 倒産の日付 (2009年) 上場廃止日 (2009年)
東新住建 ジャスダック:1754 民事再生 430億円 1月9日 2月10日
クリード 東証1部:8888 会社更生 650億円 1月9日 2月10日
エス・イー・エス ジャスダック:6290 民事再生 142億円 1月16日 2月17日
サイバーファーム ヘラクレス:2377 破産 79億円 1月30日 2月17日
中道機械 (なかみちきかい) 札証:8094 民事再生 76億円 2月5日 3月6日
日本綜合地所 東証1部:8878 会社更生 1975億円 2月5日 3月6日
ニチモ 東証1部:8839 民事再生 757億円 2月13日 3月14日
小杉産業 東証2部:8146 破産 97億円 2月16日 3月3日
あおみ建設 東証1部:1889 会社更生 396億円 2月19日 3月20日
SFCG 東証1部:8597 民事再生打ち切り→破産 3380億円 2月23日 3月24日
トミヤアパレル 大証2部:8067 会社更生 156億円 2月26日 3月27日
パシフィックホールディングス 東証1部:8902 会社更生 1636億円 3月10日 4月11日
エスグラントコーポレーション 名証セントレックス:8943 民事再生 191億円 3月12日 4月13日
アゼル 東証1部:1872 破産 442億円 3月30日 4月14日
中央コーポレーション 東証2部:3207 民事再生 340億円 4月24日 5月25日
ライフステージ ※ ヘラクレス:8991 民事再生 113億円 4月30日 6月1日

※をつけた会社は不動産関連企業or建設関連企業です。

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