トミヤアパレル、会社更生法申請(倒産)で上場廃止

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2月26日、紳士用ドレスシャツメーカーのトミヤアパレル 【大証2部:8067】が、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表しました。

いわゆる倒産です。負債は約156億円です。

これを受け、大阪証券取引所はトミヤアパレル株を3月27日付で上場廃止にすると発表しました。

以下、帝国データバンクのウェブサイトからの抜粋です。

メンズドレスシャツメーカー
大証2部上場
トミヤアパレル株式会社
会社更生法の適用を申請
負債156億3500万円

企業コード:580050801

「東京」 トミヤアパレル(株)(資本金42億5868万6375円、港区南青山4-1-6、代表南口孝氏ほか1名、従業員115名)は、2月26日に東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

~~~中略~~~

 しかしその後は、大手量販店からの受注低迷などによって、2007年12月期の年売上高は約182億2700万円に落ち込み、約10億2600万円の最終赤字に転落。

一方でベトナム、ミャンマーへの縫製工場設立などでコスト低減を図りつつ、カジュアル・レディースブランドの強化や海外アパレルブランド向けのOEM販売などで売り上げ確保に努めてきたが業況は好転せず、昨年秋以降の資金繰りは一段とひっ迫する状況となっていた。

こうしたなか、2月24日には形態安定加工が施されていない商品を「EASY TO IRON形態安定」と表示販売したとして、大手百貨店2社とともに公正取引委員会から排除命令を受ける事態も発生。ここにきて自力再建を断念した。

さて、私は上場企業が倒産すると、必ず会社四季報を見ることにしています。「会社四季報で倒産した企業のページを見ること」を何回も繰り返していくうちに、どういった財務内容の企業が危ないのか感覚的に判ってくるからです。

四季報でトミヤアパレルの2007年12月期の決算を見るに、トミヤアパレルは総資産239億円に対して、自己資本(株主持分)が81億円あります。有利子負債は96億円とやや多目ですが、メーカーとしてはそれ程ひどい数字ではありません。利益剰余金は一応3.7億円のプラスになっています。

また、営業キャッシュフローが4.7億円のマイナスになっていますが、売上高が188億円ある企業としては、致命的に悪いとは思いません。

私は2007年12月期の決算を見ただけでは、トミヤアパレルが倒産するとは予測できませんでした。この程度の財務状況なら、平時ならば銀行が資金を融資し倒産しないと思います。

しかし、トミヤアパレルは不況のため金融機関からの資金支援が受けられず倒産してしまいました。

 ・参考記事 トミヤアパレル、更生法申請 負債123億円 【日経新聞】

トミヤアパレル程度の財務状況のレベルで倒産・・・今回の不況のすごさを感じます。

2008年は1年間で33社の上場企業が倒産しましたが、2009年はそれ以上の数になりそうです。

なお、今年倒産した上場企業は、下記の11社です。

▼2009年度 倒産上場企業の一覧

会社名 証券取引所と証券コード 倒産の形態 倒産時の負債 倒産の日付 (2009年) 上場廃止日 (2009年)
東新住建 ジャスダック:1754 民事再生 430億円 1月9日 2月10日
クリード 東証1部:8888 会社更生 650億円 1月9日 2月10日
エス・イー・エス ジャスダック:6290 民事再生 142億円 1月16日 2月17日
サイバーファーム ヘラクレス:2377 破産 79億円 1月30日 2月17日
中道機械 (なかみちきかい) 札証:8094 民事再生 76億円 2月5日 3月6日
日本綜合地所 東証1部:8878 会社更生 1975億円 2月5日 3月6日
ニチモ 東証1部:8839 民事再生 757億円 2月13日 3月14日
小杉産業 東証2部:8146 破産 97億円 2月16日 3月3日
あおみ建設 東証1部:1889 会社更生 396億円 2月19日 3月20日
SFCG 東証1部:8597 民事再生 3380億円 2月23日 3月24日
トミヤアパレル 大証2部:8067 会社更生 156億円 2月26日 3月27日

※をつけた会社は不動産関連企業or建設関連企業です。不動産関連企業の苦境はまだ続きそうです。

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